八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
ケイト「おおおおおおお!
始めて来た」キラキラ
ノゼル「……何をしに来たんだ?」ずっ
ケイト「探検!」キラキラ
ノゼル「だろうな。
聞いたこちらがバカだった」溜息
?
何で呆れたように溜息をつくのか解んないけど…
とにもかくにも前進あるのみ!!
だだだだだだだ
ノゼル「!!待て!」
そう走る中…
目に入ってきたものに、足を止めた……
ケイト「?あれ?ヤミ?」
どんっ!!
背中にノゼルがぶつかる中…
同じ方向を見た瞬間、眉間に皺を寄せて一目散に入口へと引きずって行かれた。
ケイト「ちょっ!;何すんの!;」
ノゼル「うるさい、こんな所早く出るぞ」ずるずる
ケイト「まだ探検がああああ;」
ノゼル「うるさい」ずるずる
襟首を掴まれていることで首が絞まりながらも
私たちは、闇市から去っていった。
ヤミ「ん?ケイトの声か?…気のせいか」
後に知ったが
そのヤミがいた場所は賭博場で、ゲームに集中していたらしい。
それから後…
闇市からもキッカからも出ていった私たちは、王貴界をぶらぶらと歩いていた。
ケイト「ん~…
こんだけ高低差があるなら、地下に何か作れるんじゃ?」キラン
顎に手を当てつつ、私は王貴界の地下に着眼した。
ノゼル「?何を作るつもりだ?」
ケイト「楽しい施設だよ!!
皆で遊べる、レジャーランドみたいな!(キラキラ)
この国には、娯楽なんてそうないでしょ?」
その考えのまま、私はまず地下に空洞を作ることにした。