八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第4章 ページ4、家族
そして数ヶ月が経った頃…
私とケイトに、母上のお腹に子供がいると知らされた。
ちょうど、私が14歳になる8月5日から約5ヶ月ほど前で
ケイトにとっては10歳を迎えた3月20日の誕生日だった。
ケイト「…」じー
ケイトがお腹を凝視してるのにつられ、私も見てみると
それほど母上のお腹は出ておらず、あまり実感がわかなかった。
ケイト「…もしかして、気を使わせた?;」
母上「そんなことないわよ^^
ケイトがああ言ってくれたから、嬉しくて…
私たち揃って、その気になっちゃってね//
その時ので身ごもるなんて当時は思っていなかったけど//
やっぱり嬉しいわね//」てれてれっ
顔を赤らめながら、照れ臭そうに語っていた。
フエゴレオン「俺に…//」キラキラ
母上「頷)ええ。
妹か弟か、どちらかね^^」
ケイト「ぱああ!)ホント!?
フエゴレオン!弟だったらしごきまくろう!
修業好きだし、体術得意!」キラキラ
母上「そうね。
体内の魔までうまく使えているものね^^」
フエゴレオン「ああ。言うまでもない!
私とお前とで鍛え抜こう!」微笑&拳握る
ケイト「おおー!^^」拳振り上げる
母上「困った兄上と姉上ね?」こそっ
苦笑交じりに
母上がお腹の子に呟いていたことを知る由もなく
私たちはそろいもそろって、これから生まれてくる子供のことで頭がいっぱいになっていた。
出産予定日は8月20日。
今はもう安定期で、母上曰く「赤ちゃんの胎動を感じる」らしく
それを意識しながら注意深く見つめていると
お腹が僅かにだが、ぽっこりとしているように感じた。
妊娠5か月を迎えた母上に
私たち二人は気を使って、より手伝いをするようになった。