八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
~ホワイトデー~
ソリド「ん」
ケイト「ぱあ)ポッキーくれるの?」キラキラ
ソリド「ああ」
ポッキーゲームというものを、皆さんは知っているだろうか?
それをやろうとするソリドに、私とノゼルがいた場合
どうすると思うだろうか?
ケイト「いただきま~す^^」ぱくっ
無論、ケイトは知らない。
だからこそ噛み付いている。
その瞬間、ソリドが食い進めようとした時
私たちは二人そろって怒りと共に
二人の間にあるポッキーに魔力の塊をぶつけて壁へふっ飛ばした。
二人『ぎんっ!!)・・』黒怒睨
ソリド「ひええええええええええええ;」がくぶる
ケイト「もぐもぐ)ソリド。
おいしいね、これ^^」にこにこ
ソリド「そ…そうだろ?;」がくぶる&真っ青←二人に怯えるあまり、声まで震えてる
ケイト「?何で震えてんの?」きょとん&もぐもぐ
無論、本人は知る由もなかった。
~弟子入り志願~
『人間の印象は会ってから数秒で決まり、その後の関係にまで大きく影響を及ぼす』
4歳の時、ノゼル兄様からそんな話をされたことがある。
その時、一つだけ例外がいると教えられた。
ノゼル「だが…
中には、それで態度を変えない人がいる。
私は…あいつを友に持てたことを、誇りに想う」微笑
ぼそりと呟かれた声。
そう笑いながら
中庭でソリド兄様と遊ぶケイトさんを見つめているのを見て
私は解った。
ノゼル兄様が、ケイトさんに惚れていることを。
その向けられた、優しい眼差しから私は悟った。
それから、すぐ後…
私は弟子入りしようと、何度も土下座しに行った。