八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
フエゴレオン「イライラ)…」
ノゼル「…」にやにや
始終そわそわし続けているフエゴレオンを鼻で笑うと
今度は気に入らなそうに、イライラしだしていた。
フエゴレオン「…?
そういえばノゼル、お前は14歳になる前にケイトに会っていたな?」
ノゼル「?それがどうした?」
フエゴレオン「いや…
14歳の誕生日の時、何をされた?」
ノゼル「…秘密だ」
フエゴレオン「!!なっ」
声を詰まらせるフエゴレオンに、私は無視することに決めた。
あの当時は、母上がノエルを身ごもる2か月ほど前で
ネブラとソリドと最初に会った時だった。
12月30日、そんな小晦日にあいつはシルヴァ家へ訪れてきた。
ケイト「ノゼル~!誕生日おめでと!^^」
ノゼル「…何をしに来た?」
ケイト「なにって祝いに決まってるじゃん!
秩序をプレゼントするために来たぞ!^^♪」るんるん
ノゼル「結構だ」
ぐいっ←扉を閉めようとする
がしっ!!←ケイトによって扉を掴まれ止められる
ケイト「ちょっとだけ!
ちょっとだけでもいいから!!;」←どうしても祝いたい
ノゼル「お前が秩序を乱す元だ」←閉めようと必死
ケイト「ひどい!!;」
ぎぎぎぎ
必死に閉めようとする中、ドアがきしんでいた。
よく見ると、下の方で片足突っ込まれていた。
なるほど、通りでしめにくいわけだ。
そう納得して、まずは足を外に出させようとした。
わけなのだが…
母「何をしているの?ノゼル」
ノゼル「!!…母上;」
母「中に入れてあげなさい?ただでさえ寒いんだから」
ケイト「ぱあ)ありがとうございます!」
母上の頼みを断るわけにもいかず、渋々中に入れることになった。