八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
~バレンタイン~
いよいよ…
この日がやってきた。
2月14日……
今年は一体、どのようにして渡してくるのだろうか?//(ドキドキ)
いかんいかん(ぶんぶん)
もうすぐで二十歳になるというのに、何を考えているんだ私は//
だが、いかんせん気持ちが落ち着かず…
休暇なこともあって、何かしら頭が考えてしまう。
口移し?もしくはポッキーゲームのように?
それとも…
ダメだ!!;どうあっても考えてしまう。
そうだ、考えるのをやめればいい。
だが…
フエゴレオン「////」そわそわそわそわ
しかし、どうにも気持ちが落ち着かず、あたりをウロウロするわけにもいかず
それを悟られぬよう、両手を後ろで組みながら…赤らんでいた。
昨年は確か、チョコを作って食べさせてもらったな。
あーんと。
まさか、今回はそれ以上に?////←もっと落ち着いていない
ノゼル「……」じー
フエゴレオン「……////」そわそわ
いかん、どうしても考えてしまう//
ケイトのことで頭がいっぱいに…///←始終そわそわしてる
ノゼル「…」ふっ
フエゴレオン「!!」
ノゼル「…」ふふーん
フエゴレオン「//」むっかあああ!
その笑みは何だ?
どういうつもりで笑っている!?
その瞬間、私の脳内に占めたのは
笑ってきたノゼルへの怒りの方で、楽しみや期待は吹っ飛んだ。