八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
フエゴレオン「何を買いたい?
何でも買ってやるぞ」るんるん←すごぶる上機嫌
ケイト「フエゴレオンの愛情!^^//」
フエゴレオン「何!!?///」
予想だにしない答えに、私は一瞬で真っ赤になった。
ケイト「それ以外、何も要らない(ぎゅう&すりすり)
フエゴレオンと一緒に居れるだけで、温もりを感じていられるだけでいい//」にっこり
フエゴレオン「!…//
私も、同じだ//」
ケイト「ただ、ぎゅうっとして欲しい。
いっぱい抱き締めて、傍に感じたい^^//」にこにこ
フエゴレオン「…//
仕方ないな//
誰もいない所でだぞ?//」微笑←そっけなく言いつつ、その実は嬉しい
ケイト「うん^^♪」
王都での道中、腕にしがみつきながら言うケイトに
私は笑いながら、そう耳元で呟いた。
そして路地裏で、しっかりと抱き締め合った。
だが…
「あ!戦場の「白い悪魔」だ!」
「英雄が現れたぞー!!」
「なんでも5000の大軍をたった一人で一瞬で倒したとか!」
あっという間に大賑わいになり、大衆に囲まれることとなった;
ノゼルの仕業だな、あいつめ…;
「5000の大軍を白い光と共に駆けつけると同時に、一瞬で倒し
圧倒的な悪戦況を瞬く間に変え、数多の命を救った英雄」…
その情報はまだ、未公開状態だと言うのに;
その情報を知るのは
私たち王族と、魔法騎士団の団長・副団長しか知らない。
ミモザが、「白い悪魔」という英雄のあだ名というか
ケイトがその名で敵軍を震え上がらせていたのを知っていたのは、それによるものだ。
白いマントに身を包み、白い光と共に駆けつけ
着いたと同時に
瞬く間もなく敵軍を一撃、一つの魔法のみで全て気絶させる。
「白い悪魔」と呼ばれるのもやむなしだな;
当の本人は
「白い悪魔じゃない!;白の鳳凰なんだー!!;(半泣」と、気に入っていないようだが;
そう心配しながら
抱き締めたままのケイトへ目を向けると、またも予想外の対応が返ってきた。