八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
~合コン~
とある1月中旬の昼下がり
休暇をもらっていたため
私とケイトは、中庭のテラスでまったりと紅茶をたしなんでいた。
ついでにレオも見よう見まねでたしなんでいた。
椅子を持ってきて。
とても穏やかで、落ち着いた空間で…
互いに目が合うと、ケイトが満面の笑みを浮かべ、私もそれに笑みを返していた。
レオもまた、必死に目を合わせようとウロウロとし
目が合った瞬間に笑って、私は一言席を立たないように教えた。
『このような平穏がずっと続けばいい…』
そう思った矢先、変化が訪れた。
突如として放たれた
ケイトの発言で、一気にその空間が崩れてしまった。
ケイト「あのさあ…兄上」
フエゴレオン「ん?なんだ?」
ケイトはレオがいる手前では、兄上と呼ぶ。
二人きりの時に名前で呼ぶように言ったが
たまについ名前を呼んでしまって、それに慌てふためく様を見せるケイトが
私は好きだ(微笑)←のろけてる
ケイト「あのね。
ヤミに合コン誘われたから、夕方行ってくるね?」
フエゴレオン「ぶふうううううううう!!!!!!!!!!!」
その瞬間、私は今までにないくらい盛大に吹いた。
レオポルド「綺麗な虹~^^//♪」キラキラ
のんきにはしゃぐレオだけが、唯一の癒しとなっていた。
フエゴレオン「げほっごほっ!!;」
その上、ケイトの衝撃的過ぎる発言に
私は、この上ないほどむせる結果となった。
レオポルド「合コンって何ですか?姉上」
ケイト「知らないのか?レオ」
フエゴレオン(知っていて行くつもりならば、私にも考えがあるぞ!)ぎんっ!!
もしかすると、合コンのことを誤解しているのか?
ありうるな。
それとも
新年早々、私が教えられなかったことがあまりにも不甲斐なくて、それで嫌気がさしたのか?
それとも…?
数々の疑念が思い浮かぶ中
私が怒りと戸惑いと共にケイトを睨み据える中、ケイトは意気揚々と答えだした。
それはあまりにもとんでもない方向のもので、これ以上ないほど動揺した。