八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
~窮地~
あれから一週間ほど経った、1月1日の晩…
私は少しだけ、クリスマスでの出来事を思い浮かべていた。
ケイトが両膝を抱えてしょげだした時は、必死に励まして背中をさすり
ノエルやレオはケイトにべったり引っ付き
ノゼルは溜息交じりにケイトではなく、嫉妬からかレオを睨み
ミモザは三人に負けじと、ケイトに引っ付いていた。
ミモザにとってケイトは憧れの存在だからか、目を始終キラつかせていたな。
あの事態を収拾できる人がいるなら、代わって欲しいとも思ったわけだが…
いずれにせよ、一緒にパーティーなどを開くことになって騒ぎまくっていた。
まあ、あれはあれで楽しかったか。
ヤミがクリスマスプレゼントと称して「牛」を持ってきた時は、それこそ騒然と化したが;(苦笑)
そう一人、自分の部屋で思いを馳せる中
こんこん
ノックの音が響いた。
フエゴレオン「?どうぞ」
それが
これから起こる受難とのゴングの音だと、誰が思っただろうか?;
ケイト「今、話してもいい?」がちゃ&にょき
フエゴレオン「ああ、いいぞ」
まずは頭を入れてくるな、ケイトは。
ドアと壁の間に首を挟まないか心配だ;←過保護
そう考える中、ケイトが私の部屋へ入った後
ケイトへベッドに座るように促してから、私も隣に座り
私たちは話し出した。
フエゴレオン「話とは何だ?」
ケイト「あのね。
私はお母さんにこうのとりが運んでくるって教わったんだけど
母上が「違う」って言って笑ったの」
フエゴレオン「ん?こうのとり?;
(まさか?!」真っ青
その瞬間、嫌な予感が私の脳内を駆け巡った。
ケイト「「どうすれば子供ができるの?」って聞いたら
頬を赤らめながら「兄上に聞きなさい」って言われた。
子供って、どうやったらできるの?」きょとん&首傾げ
……
弱った!!;(頭抱)