八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
声を詰まらせながら、嗚咽を上げながら呟かれる言葉は…
悲痛なものだった。
ケイト「死んじゃったら…もう二度と会えないんだぞ;
もう二度と、言葉を交わせないんだ;
謝ることも、今までの感謝も、肝心の伝えたい相手に話せないんだ!;
話したとしても、返事は返ってこないんだっ!!;
なのに、何で…;
どうしてっ;;
未来なら、なにやってもいいのかよっ;
なかったことになるなら、何やってもいいのかよ!;
そんなのおかしいよっ;;
やったらいけないことはやっちゃいけないじゃんか;;
自分って存在がそういったことやってから過去に帰って、それがたとえなかったことになっても
その「人を殺した」って犯した事象は変わらないだろ!!
何で苦しむ相手のこと考えようともしないで殺せるんだよ!!;
苦しむ理由を知ってて、それと共感できないなら否定して殺してもいいのかよ!;
殺される相手の気持ち、ちゃんと考えたことあんのかよっ!!!;;
大切な…人…奪われた気持ち…解んのかよっ;;」がくっ
フエゴレオン「…ケイト」そっ
肩に手を触れると…
ケイト「うあああああああああああああああ;;
わあああああああああああああああああああ;;;;
殺人でなかったことになるんなら、お母さんとお姉ちゃんを返してよ!!;
自分も一緒に死にたかった!!;なのに死ねなかった!;
何で私は生き残って研究所で…
うあああああああああああああああああああ;;;;;」
ぼろぼろと涙を流し続けるケイトに…
私は、自分に出来ることを考えた。