八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
私は知らなかったが、毎年この時期になると
シルヴァ家へ押し入り、麺を作りに行っていたらしい。
それとクリスマスの時期にもまた、同じように押し入って作っているのだとか…
それから数分後、麺とつゆだけなのだが
それだけでも非常に絶品で、満足で一杯になった。
個人的な意見だが、店に出すべきだとも思った。
フエゴレオン「店に出して売るべきだ!
毎日食べても絶対に飽きないぞ!!
寧ろ私が欲しいぐらいだ!」←最後のが本音
ノエル「私の家のコックになりなさい!
毎日振る舞ってくれれば10万ぐらいあげますわ!//」←大興奮
ノゼル「なんなら今ここで100万出すか?」←本気
ケイト「あっはっはっ^^
よってたかって褒め過ぎだよ、も~;」苦笑←褒められ慣れてない
詰め寄るように言い連ねる私たちに
ケイトはただただ、冷や汗を浮かべるばかりだった。
ケイト「小さい時、お姉ちゃんにも同じようなこと言われたなあ…
毎日作ってくれ、って(遠い目)
(あちらの世界(この世界が漫画として描かれている世界)では自分と共に生きてるみたいだけど、同じように言われたっけ」
ノゼル&フエゴレオン『!!』
しまった…;
傷口をついてしまったか?;
そう思って、私はノゼルと共に冷や汗交じりに口を閉ざした。
ノゼルも同じことを思っていたようで、冷や汗が頬を伝っていた。
ノエル「?なら作ればいいじゃない」
ケイト「いやいや、もう死んじゃってるし^^;」
ノエル「!
……すみません」しゅん
ケイト「気にしないでいいよ。知らなかっただけなんだろ?
なら、気にしなくていい^^」なでなで
それから後…
ノエルは、ケイトのことが気に入ったようで……
ノエル「私の使用人にするの!!
出てっちゃダメえええ!!」
必死に離すまいと、後ろからしがみ付かれていた。