八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
ノゼル「…;」ぽんぽん(肩叩く)
ケイト「?;」顔あげる
ひょこ(首出す)
もどしもどし
泣き崩れるケイトに居てもたってもいられず
ノゼルはケイトの肩を叩いて、視線が向いてから種明かしをしていた。
早い話、その手に持っている生首は瓜二つの作り物で
本物の頭は、上着の中に隠れていたということだった。
それが解った時のケイトの反応は、誰の目にも解りやすいものだった。
ケイト「ぱあああああ)!!//」にこにこ
ノゼル「trick or traet」
ケイト「どっちでもいいよ!両方でだっていいよ!!
ノゼルが無事なら何されてもいいいいいい;;(ぎゅうううう)
無事でよかったあああああ;わああああん;;」
ノゼルにしがみついたまま泣き崩れるケイトに対し
ノゼルは、ただただ対応に困っているように見えた。
そして、かく言う私はというと…;
フエゴレオン「…;」
それを黙って見つめる中、腕組みしたままどう会話に入るべきか悩んでいた。
そんな折
「?ノゼル兄さま?」きょとん
小さな少女が、会話に入ってきた。
ケイト「?
(ネブラでもソリドでもない。誰だろ?」
ノゼル「ああ、そういえばお前とは話したことがなかったな。
妹のノエルだ」
ノエル「…始めまして」ぺこり
ケイト「ああ、よろしく!^^(ぺこり)
私はケイトだ。ケイト・ヴァーミリオン!
よろしくな^^♪」
そう言いながら
ケイトは、ノエルという少女を抱き締めた。