八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
~ちょっとした好奇心~
ふとした好奇心から、私は聴いてみた。
フエゴレオン「寝込みを襲いたいのは?」
ケイト「猫ちゃん!(ぱああ)
よしよぉ~し、可愛い子でちゅね~^^♪」にこにこ
いつものように、子猫を撫でまわしまくるケイトを見守りながら…
『いつかそれが自分になれば…』
そう思えてしまうのはなぜだろうか…
恋心だと気付くのは、もう少し先の話。
『ブラクロ♪』(CM風に)
フエゴレオン「どこからの声だ!?;」きょろきょろ←スルーしてよ;
~衣替え~
ケイト「兄上の懐の中、気持ちいい^^♪」すりすり
フエゴレオン「入ろうとするな;」汗
10月5日
遅れながらも、ケイトのタンスの衣替えをしていた。
私もそれを手伝っていたのだが…
すると、ケイトがその作業に飽きたのか
顔を、私の胸元の上着の中へと埋めてきた。
小さい時は視界をシャットダウンでき
後ろ左右も上着のを被せることで、外からも内からも見えず
一番安心できる場所だったらしいが…
今はもう、あれから7年以上経っている。
そろそろ、突き放しても…
フエゴレオン「ケイト、普通はこのようなことは…」
ケイト「あのさ…
実は私…
小さい時、よくこうやってたんだ。
お父さんがあんなだったから
お母さんの胸元入って、少しでも温もり感じようってさ^^;
ははっ。
バッカみたいだよな;」しょぼん
フエゴレオン「ずきっ)…いや…;」汗
自虐的に笑うケイトに、私の胸は痛んだ。
ケイト「あれ?
そういえば何言おうとしてたんだっけ?」
フエゴレオン「いや…
こうしたくなったら、いつでも来い」なでなで
ケイト「?
(何でいつもより優しいんだろ?
ま、いっか。
こうしてられるなら何でも^^♪」すりすり
そのような諸事情があるケイトに
私は黙って、受け入れるしか出来なかった;