八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第12章 ページ12、穏やかな日常
~とある広場での出来事~
たまたま…
本当にたまたまではあるが、出かけた場所にダビデ像が広場にあった……
男性の裸像に、私は顔を赤らめるケイトを見ていた。
レオポルド「兄上のがでかい」
フエゴレオン「ん?」
ケイト「!?//」ぼんっ!!
突如としてレオが呟く中
ケイトの頭が、沸騰したように蒸気を上げた。
レオポルド「胸もそうだけど股間のだってでかいですよ」
ケイト「え!?」
そんな内容、話すものではないんだがな;
ケイト「…//(ドキドキ)
えっと…
んじゃ、他には?(ちらっ」こそこそ
フエゴレオン(なぜ私を横目で見る?;)腕組&汗
そう呟かれた直後、レオを引っ張りながら
興味本位からか、ケイトはレオへ耳打ちして聞いていた。
『細かい内容は解らんが…
ケイトのことだ、変な内容じゃないだろう』
そう考え
一息つきながら、温かい目を二人に向けていると
レオポルド「そうですね。
やっぱり胸もでかくてあと腕の筋肉も割れてて」
ケイト「おおおお」
レオポルド「あとふくらはぎも凄くて」
ケイト「おおおおおおおおおお。
んじゃあ、あそこは?……」ごにょごにょ
レオポルド「もちろんでかいです!!」
ケイト「おおおおおおおおおおおおお!!//」
フエゴレオン「…」すっ(手刀用意)
訂正しよう、変な内容だった。
そう考えながら私は、両手で同時に二人の脳天へ手刀を繰り出す準備をした。
ずごすっ!!×2
レオポルド&ケイト『ああああああああああああ!!!!;』
ケイト「痛い;とてつもなく痛い;」
レオポルド「痛いです兄上;」
フエゴレオン「公衆の面前でそのような話をするな!!//」腕組&ごおっ!!
痛み故に悲鳴を上げ、頭を抱える二人に
私が腕組みしながら炎と共に説教するのは
もはや、日常に等しい光景だ。