八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第11章 ページ11、白の鳳凰
そして今…ヤミと話しているわけなのだが
数分前に、ノゼルが訪れてきた。
ノゼル「戦場では、助かった。
ありがとう」
その言葉に、私は…
驚きのあまり、数分ほど呆気にとられるだけでなく
ケイト「ノゼルが…!
あのプライドの塊の、ノゼルが!!
面と向かって、礼を言ったあああああああああああああ!!!!;
嵐が来るぞ!!;世界の終わりだ!;破滅だ!;
この世のおしまいだあああああああああああ!!;;
うわあああああああああああああああああん;;;」
どごばぎどごんっ!!!!
絶望と共に本気でそう思って泣き叫び続けていると
瞬く間に、ノゼルから鉄拳の山を食らって倒れた。
その倒れ伏している間に、ノゼルはぱっぱと出ていったようで…
怒りに身を震わせるノゼルを、ヤミが見かけたということなのだろう。
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ことと状況が解ってから、俺が出した結論は…
ヤミ「ひでえな;」
ケイト「うん;思いっきり冷静さを欠いていた;
後で謝りに行くつもり;」しゅん
反省しているようだが、結構いてえわそりゃ;
ヤミ「っていうか、今行ってこい。今。
門辺りに居たぞ、まだ」
ケイト「うん、いってくる!」だっ!!
そう走り去っていく背を見る中…
ヤミ「ハングリー精神…ねえ。
あの魔法使えば最強なのに、それ使わなくても勝てるように。か…
こりゃ勝てねえわ」
溜息を零しながら、悪態をついた。
その後、ノゼルと仲直りしたらしく
仲睦まじく、光同化魔法への対策修業を敢行していた。
言うまでもなく、俺も乱入した。
(あの当時(170ページ参照)の予想通り、異邦人だから私が処刑してやるだのなんだの言われたが;
ケイトの『ヤミは私の大親友だ!!信頼しろ!』の一言で一蹴された。
それを見て…嬉しかったのは言うまでもなかった)