八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第11章 ページ11、白の鳳凰
左手にもった脇差を右から左に振り抜き、敵はそれを後ろへ避け
それを追いかけながら、右手からも創造魔法で同じ脇差を取り出して構え
左手のを左から右へ振り、避けられると同時に右手ので右から左へ振る。
避けられると同時に右手のを空ぶった勢いを利用して肘打ち
敵(なるほど、息つく間もない連続攻撃か)
咄嗟に敵がその肘を掴む中
肘を軸にして、引き寄せるようにしながら
私から見て、左回転するようにして右膝を叩きこむ。
それを利用しながら
その時の体の出し方によって死角になっている足元へ
同じく死角となった左手にもった脇差で、直接足に振り下ろす。
敵「!!?;あぶねっ!」
衝撃伝達魔法を纏わせた脇差で叩き切ろうとしたが避けられ
まだ回転の勢いを止めず
左足の裏で蹴り飛ばそうとする中、それを押さえようとした敵の手が後ろへ吹き飛んだ。
掴まれる
=引き寄せて殴られたり、地面に叩きつけられるといった可能性から脱却するため
咄嗟に魔操作魔法・リペルを、掴もうとされた部位に纏っていたからだ。
咄嗟に後ろへと距離を取る敵だったが
足元と空中に敷いた、魔操作魔法・リペルにしたものによって
さらに足元から上へ飛ばされ、その直後に私の方へと飛ばされ
ノゼル(なるほど。あの魔法は目に見えない)
ケイト「もらった!」
そして脇差を横薙ぎに振った瞬間
その峰部分を掴んで、咄嗟に受け身を取って避けられるだけでなく
蹴りを繰り出そうとしてきたため
その瞬間、脇差から手を離すや否や
全身で打つように、みぞおちに左肘打ちを叩きこんで離させた。
敵「ぐっ。げほっ」
着地と同時に跪く相手に
空中に放られた脇差を取りながら、リペルで加速して一瞬で詰め寄り
刀を突きつけた。
それは、誰の目にも「勝負あり」に見えた。