八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第4章 ページ4、家族
フエゴレオン「くす)…お前のようだな」
ケイト「え!?私食べられちゃうの!?;」じわっ
フエゴレオン「!!?;」
涙をにじませるケイトに、私は一瞬頭が真っ白になった。
フエゴレオン「違う。
輝きが似ているといったんだ。
お前のように、美しいと」
ケイト「!//」
都での、ケイトとの最初の想い出で一番だったのは
その時、照れ臭そうにしながら
ケイト「もじもじ)…//」
フエゴレオン「?」
ケイト「あの、ね…」
フエゴレオン「ん?どうした?」
たどたどしく、伝えようとする声に耳をそばだてていると
ケイト「…いつも、ありがとう^^//」
フエゴレオン「!!//」どきっ
満面の笑みを、初めて見れたことだった。
ケイトが9歳で、私が13歳になる前
その笑顔に、私は…
ケイト「?どうしたの?」きょとん
フエゴレオン「何でもない//」ふいっ
初めての戸惑いと
いつまでも高鳴る心臓による動悸…
「恋」というものを知った。