八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第4章 ページ4、家族
風呂の手法から
フエゴレオン「いただきます」両手あわせる
ケイト「!」取っていた箸をおいてから
ケイト「いただきます」ぱん!(両手あわせる)
母上「はい^^」
食事の手法、着替えの方法まで忘れてしまっていた。
最初こそ、妹ができたように言われたが
私には、そうは思えなかった。
8歳にもなってできないほど、ひどいことをされてきたのだろう。
人を見るとひどく怯え、私の後ろに隠れていた。
母上には慣れてきてはいるが、私ほどではないようで
ずっと、私の手を握り締めて離そうとはしなかった。
大分と落ち着いてから
一度ケイトの服を買いに、都に出た時
「可愛い女の子ね^^」
ケイト「やー//;」
他の人がいれば必死に隠れようとし
隠れようとするあまり、母上のスカートの中に入った。
フエゴレオン「っぷ」
母上「ちょっと!;出て来なさい!;」
ケイト「やー!;人怖いいいい;」
母上「ちょっとフエゴレオン、助け…
笑ってる場合じゃないのよ!?:」
フエゴレオン「すみません、笑いが止りません;」ぷくくっ
あの時は、笑いをこらえるのに苦労した。
無邪気で、純粋で、可愛くも想えるケイトを
いつしか、好きだと思うようになり
私の中で、特別な存在となっていた。
ケイト「ぱああ)…綺麗」
そう目を輝かせながら見る先には、純白のシャーベットがあって
その光輝く様はまさに、ケイトに似ていた。