八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第11章 ページ11、白の鳳凰
銀翼の大鷲の団の精鋭を背に
動かないように言い聞かせてから
私は自ら、大将を名乗る光魔法の使い手である敵の前へと歩み出た。
ケイト「よし!始めようか!」
敵「始めようかじゃねえよ!!;」
ケイト「え?
敵「散々待ってやってんの!;
こっちは待ってやってる側なの!!;
っていうかお前バカじゃねえか!!;
そこでスキ突かれるとか思ってねえの!?;」
ケイト「…ふっ」微笑
敵「?何で笑ってんだ?」
ケイト「いや…
私は破れないよ?絶対に」
敵「は?…
くっくっくっ。
舐め過ぎなんだよてめえは!!」
ケイト「え!?;
舐めてないよ!!?;ぺろぺろと!;」
敵「俺等の戦力を軽んじてるって言ってんだよ!!
全員ぶっ放せ!!!」
その瞬間、敵の背後にいた軍団が同時に魔法を繰り出してきた。
ケイト「魔操作魔法・リバース×空間結界魔法」
ずあっ!!!
その瞬間、私は銀翼の大鷲もろとも
ドーム状の空間結界を作り出した。
ノゼル「…×(かける)だと?」
ケイト「融合だよ。
ただの同時発動じゃなく
組み合わせて、一つの魔法とした新たな魔法だ。
さっきのは「空間結界魔法」をベースに、「リバース」の性質を付与した。
要するに、結界の外側にある
周囲の魔や魔法を糧に、自動的に自己修復&強化し続ける「空間結界」って感じだ」
ノゼル「!!
(融合魔法など、早々やれるものではない。
もし別属性を組み合わせるにしても、相当の修錬が…!」
ケイト「さらに、×光速回復魔法」
その瞬間、傷や疲労感が一瞬で消えた。らしい。
自分は外にいたから解んないけど
中に居る人曰く、瀕死&重傷の人でも一瞬で治ったらしい。
まあ
内に居る人たちを光速で治すように、魔法をさらに組み合わせたから当然なんだけど…
いたく驚かれていた。