八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第11章 ページ11、白の鳳凰
ケイト「あっれえ?あのままだったら心臓貫かれてたぞ?」
ノゼル「ぎり)…」いらあっ
ケイト「ま。
早い話、私が何かって言うと…
ただの、友達大好きおせっかい野郎でぃ」きっぱり
敵「は!?;」
ケイト「いいからかかってこいや」
ノゼル「……」
その言葉に、目を点にして驚きつつも
我に返るや否や、やれやれといったようにノゼルは溜息を零した。
ノゼル「お前は昔から変わらないな」溜息
ケイト「はいはい。いつもこうですよ~。
身長ぐいぐい伸びやがって、後で秘訣教えろい」
ノゼル「無理だ。自然に伸びた」
ケイト「ぶちっ)私の身長コンプレックス知ってるくせにいいいい!!!;」ぎゃーす!!
ノゼル「知るか。自力でどうにかしろ」
じと目で溜息つかれるのって、一番傷付く;
敵「っていうかお前ら大将に何背を向けてやがんだ!!;」
ケイト「あれ?大将だったの?
っていうかさ、ノゼル…さん?」
ノゼル「呼び方は一々気にしなくていい。
むしろお前がさん付けをするな。気持ち悪い」
ケイト「あい;
あの瞬間、咄嗟に防御魔法を「ずあっ!」て出せなきゃダメだよ?
あのままだとやられてた」
「こう来たらこうね?」と言いながら
自分の持った刀の剣先が心臓へ向けて光速で近付いた瞬間
手を腰から胸に挙げつつ結界魔法を、ずあっ!と一瞬で展開して防ぐ
といったように、やり方を見せながら言うと。
ノゼル「ああ…」
ケイト「一瞬同士の兼ね合いなんだから、戦闘ってのは」
ノゼル「わかっている」
そう言う中、私は敵と向かい合って戦闘準備に入った。