八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第11章 ページ11、白の鳳凰
それから1か月後…
1週間に50→1か月に50
と、任務の数が激減したらしい。
ヤミ「よぉ~。堅物大魔王、調子はどうだ?」
ケイト「っていうかその呼び方やめて!!;」
ヤミ「あ?カッコいいんだろ?
誕生日プレゼントそれにするって俺は言っただろ?」
ケイト「確かにそうだけどやっぱ恥ずかしいからやめて!!;」
ヤミ「へいへい。
で、調子はどうだ?
おら、お土産のタコ」
ケイト「ありがとう^^;
ん~。なかなか大変だよ;
戦場すんごいし;怪我人多いからやることいっぱい」
ヤミ「へー…
その割には
さっきすれ違いざまに見たが、ノゼルの奴プルプルしてたぞ」
ケイト「あー、前に助けたからかな?」
ヤミ「へ?あいつが助けられた?」
ケイト「んっと…
確かダイヤモンド王国の光属性の使い手が攻めてきてて
すんごく善戦してたんだよ、途中までは」
光速で動き回る相手に対し
雨で襲いつつ、水銀を纏いつつ槍のように繰り出していた。
ここぞという時に、反撃に転じようとする。
その瞬間を狙っての攻撃だったが、光速移動で加速され
ノゼル「!」
途中までは善戦できてはいたものの
光同化魔法で光速攻撃をしてくる相手に、光速で動けない=為す術もなく
相手の繰り出す刃が、心の臓に突き刺さろうとしていた…
敵(もらった!)
ノゼル(しまっ――
がきぃん!!!!
光と共に現れたのは…
白いマントを着た、新手だった。
敵「!!?
俺の光速攻撃を!何者だ!?」
ケイト「何者って…
そりゃー見ての通り……
魔法騎士団だ」じゃきっ
光速攻撃を防いだ刀を、左手で構えながら言い切る中
ノゼル「…何をしに来た」むっ
これまた不服そうな顔で睨まれた。