八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第11章 ページ11、白の鳳凰
だが…
その一週間後…
お祝いの外食以来
姉上は、長い間家に帰ってこなかった。
レオポルド「どうしたんだろう…;」しょぼん
昼ご飯を食べている中、俺は兄上と二人っきりで
ポツリと呟いた。
フエゴレオン「おそらく、仕事が立て込んでいるんだろう。
今までにない試みだからな。
その分色んな仕事を押し付けられている可能性もある」
レオポルド「なるほど」
その言葉に納得する中…
どたどた
ばぁん!!
荒々しく扉が開いた。
フエゴレオン「今帰りか?おかえり」微笑
レオポルド「仕事どうでしたか!?//」キラキラ
ケイト「どうもこうもないよ!;ただいま!;」ばん!
マントを脱ぐや否や
荒々し気に、自分の椅子へ叩きつけていた。
フエゴレオン「?何か支障があったのか?」
ケイト「……いや…
1週間に50も仕事押し付けられた!!;
くぅ!」ぎり
『………』
フエゴレオン/レオポルド『なんだと?;/え?』
歯ぎしりしながら悔しそうに言う姉上に
その仕事のあまりの量に呆気にとられ、返事を返すまで時間がかかった。
フエゴレオン「たった一人でか?;」
ケイト「そうだよ;
初めこそ戦場だったり、その補助行ったり護衛行ったり
色んなものが初めてで刺激的だったけど…
けど…
けど!!!;
魔法帝の野郎!
仕事押し付けるだけ押し付けてとんずらかましやがったああああ!!!!;」激怒&涙目
その言葉を聞いた瞬間、俺たちの脳裏によぎった考えは…
『その怒りはご尤もだ』
その叫びに心底共感し、同意するものだけだった。