八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第10章 ページ10、入団試験
魔法騎士団
9つの団から成る魔法帝直属の戦闘に特化した魔道士軍団
命を懸けて国を護る英雄軍、それは全国民の憧れである。
姉上から教えてもらった言葉が、俺の頭にちらついた。
そして今…
10つ目の団が、生まれようとしている。
9団長に向かって、姉上の肩に手を添えたまま向かい合う魔法帝。
魔法帝のその言葉に…
「異論はありません。ですが…」
魔法帝「至らない所があれば
私たちが補助し、これから教えていけばいい」微笑
ノゼル「なるほど…面白い」ふっ
フエゴレオン「遊撃隊か…
なるほど、確かにそれだとケイトは自由に動ける。
独立させ、その戦力と持ち味を生かすためか」
「だとして、それはどう呼びますか?」
魔法帝「そうだね…
実は、かねがね考えていたんだ。
「白の鳳凰」」
ケイト「!!」
その言葉に
姉上も俺も驚きのあまり、目を見開いた。
魔法帝「君の魔導書授与の時に現れた、「光の鳥」にちなんでつけてみた。
魔法帝直属の右腕、補佐として…やってくれるかな?」
そう微笑みながら左手を差し出す中
姉上から見ると
光(太陽)を背にした魔法帝の後ろに、その光の鳥がいるようにも見えた。
まるで…
やってみろとでも言うみたいに……
ケイト「…はい!!」
魔法帝「よし!^^」
姉上が魔法帝の手を取って、はっきりと叫ぶ中
魔法帝は嬉しそうに、満面の笑みを浮かべて頷いた。
こうして…
新たな団、「白の鳳凰(しろのほうおう)」が誕生した。