八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第10章 ページ10、入団試験
ヤミ「あれ?
そういやあの時(132ページ参照)、レオポルド4歳じゃなくね?
誕生日の前日だから4歳で通す練習ってな感じにやってそうだけど…
まあどうでもいいか」
隣で呟かれる中、俺は真っ直ぐに姉上だけを見ていた。
レオポルド「案内してくれてありがとうございます」ぺこり
ヤミ「いや、案内するとしても途中までだったからな?
散々迷ったし」
こそこそと見つからないように隠れる中…
試験が開始された。
まずは魔法を使用せずに、箒乗り
ケイト「風に乗る魔法と同時併用でやれば、もっととばせるのにな~」
そう言いながら、ぶっちぎりであたりを縦横無尽に飛び回っていた。
ヤミ(まるでサーフィンだな;)
レオポルド(流石姉上!)キラキラ
魔力を集めて壁を砕く
普通の人たちは、ばきぃっと割っているだけだったが
ばしゅぅ!!!
ケイト「…あれ?;」
空間ごと壁を消滅させてしまった。
消えてしまった空間は
その場に何もなく、光さえもない常闇となっていた。
ケイト「力加減ミスった;創造魔法、復元」
瞬時に空間を元通りに復元したわけだが…
それらの光景に
ほおっ、と九団長はそろって息を飲み
「空間を生み出すとは…」
「どうやら幻覚ではないようだな」、と誰かの声が響いた。
かくして、姉上は一気に注目の的になっていた。