八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第9章 ページ9、誕生日
そうして、私たちはラクエの町へ移動した。
父上と母上は既に町についており
先に海の方で場所取りに行ってもらっている。
海よりも先に、この町を観光することになった。
レオポルド「う~み!う~み!う~み!^^//♪」
先程から、レオは5歳児らしく元気にずっと騒ぎ立てていた。
ケイト「綺麗だね~^^♪
あ!人魚の彫刻!//」キラキラ
ケイトもケイトで、先程から色んな目に映るものに大はしゃぎしていた。
レンガ造りの町の中央に、人魚の彫刻をあつらえた噴水があり
ケイトもまた興奮気味にはしゃいでいた。
レオポルド「あ!
兄上姉上!あっちから海に行けますよ!
早く早く~!!^^」
たったったっ
そう言いながら、早く海へ行こうと走り出した。
フエゴレオン「こら!一人で先に突っ走るな!」
レオポルド「競争だ~^^♪」
私が叫ぶが、それでも走るのをやめなかった。
きっと、初めての海に興味と興奮が冷めやらないのだろう。
ケイト「よぉ~し!負けないぞ!^^♪」
だだだだ
フエゴレオン「まったく」苦笑&溜息
そんなレオに笑いかけながら、『待て待て~^^♪』と追いかけていくケイトに
私は溜息交じりに苦笑しつつ、走り出した。
だが、その折…
一つの視線が常に向けられていた。