八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第9章 ページ9、誕生日
ケイト「誕生日プレゼント…どうしよう;」ずうん
フエゴレオン「?
私はこのメッセージカードだけで十分すぎるが?」にっこり&首傾げ
ケイト「!!//」ぼぉん!
ぴらっと取って、見せつけるように笑って言うと
言わずもがな、ケイトは真っ赤なゆでだこと化した。
レオポルド「?なんと書いているんですか?」キラキラ
フエゴレオン「ん?それは
ケイト「・・」ぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶん!!!
フエゴレオン「…内緒だ^^;」
レオポルド「え~;」
必死に慌てふためきながら隠そうとするケイトに…
私は思わず苦笑交じりに、内密にすることに決めた。
レオポルド「も~!(ぷくぅ~)
罰として、俺の誕生日の時には海に連れてって下さいね!」ぷんぷん
するとレオは
ケイトのように頬を膨らませながら怒りつつ、ねだってきた。
それに否定する理由もないので…
フエゴレオン「ああ」微笑&頷
ケイト「水着も忘れずにね?」微笑
レオポルド「当たり前!b
姉上と一緒にサーフィン乗りたいです^^♪」
ケイト「いつでもいいよ!^^b♪」
近頃、レオは敬語の勉強を始めたようで
少しずつではあるが、身についてきた。
『拙い感じはまだあるが、成長しようと頑張っているのは喜ばしい限りだ』うんうん
そう思いながら
頬を赤らめつつ、腕組みをして二度頷いていると…
ケイト「ほら、スイカ割りもいいってさ^^♪」
レオポルド「来週が楽しみです^^♪」るんるん
ケイト「レオは海初めてだもんねえ~^^♪」るんるん
二人共、そろいもそろってルンルン気分で話し合っており
見ていると、本当によく似ているようにも感じた。
『似た者義姉弟か?』
すっかり意気投合する二人を見て、私は若干二人の会話への入り方を見失った。