八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第9章 ページ9、誕生日
食卓で食べようとしている際
レオポルド「兄上、兄上~」
フエゴレオン「む?どうした?」
レオポルド「どうして姉上はダウンしてるんですか?」首傾げ
フエゴレオン「ん?」くるっ
そう言われ、振り返ってみると…
ケイト「ぜえ~ぜえ~;」ばてばて
フエゴレオン「…;」
レオポルド「…?」
息を荒らし、なおかつばてばてで、床に倒れ伏しているケイトがおり…;
冷や汗を出すしか出来なかった;
フエゴレオン「…
(流石に姫様抱っこをされたとは言えんな;」腕組&汗
レオポルド「?疲れたのかな?」きょとん
フエゴレオン「ああ、日頃の溜まった疲れが押し寄せたんだろうな^^;」苦笑
レオポルド「へー。
姉上、自分大事にしなきゃ「めっ!」だよ?」
ケイト「ほい;」ぜ~ひ~
顔を覗き込みながら人差し指を立てて言うレオに
ケイトは力なく頷くしか出来ないようだ…;
かく言う私は、それをただただ見守るだけなのだが;
レオポルド「兄上!
敬礼って、なんでこうするの?」
拳の状態から3本の指(親指と小指以外)を伸ばし、心臓のある場所に手を持くレオに
私は昔父上から教わったことを思い出しながら、目線を合わせるようしゃがんで答えた。
フエゴレオン「ああ、それはだな…(しゃがむ)
この3本の指は、我がクローバー王国の「三つ葉のクローバー」を意味しているんだ。
それらにはもう知ってるとは思うが、「誠実」「希望」「愛」が秘められているだろう?
この敬礼は、それを胸に手を当て
改めて「誠実」「希望」「愛」を誓う敬礼なんだ。
ダイヤモンド王国やスペード王国にはない、クローバー王国に伝わるもので
敬愛するものに対してすることが多い。
わかったか?」
レオポルド「はい!」敬礼
すると、どうやらレオは納得してくれたようで
私と真っ直ぐ向き合いながら、笑って敬礼した。
私はその成長を喜ばしく感じ、優しく笑いかけながら頭を撫でた。
(ついでに、今まで書いていた「敬礼」とは全てこれにあたる)