八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第9章 ページ9、誕生日
そうして…
私は誕生日を迎えたわけなのだが……
ふと、ケイトの部屋を覗き込むと
何かを隠しながらせっせと書き込んでいた。
フエゴレオン「?」
覗き込もうとすると、それに気付いたのか
ケイト「びくぅっ!!)!!」
身体をびくつかせながら、それを両腕で必死に抱え込んだ。
フエゴレオン「?
そんなに私に見られたくないものなのか?」ひょい
ケイト「あああああああああああああああ!!!;」
訝しく思った私は、それをさっとケイトから取り上げた。
身長差からか
必死に跳んで取り返そうと頑張るケイトを尻目に、可愛いと思いつつも
その紙に書かれている内容を読むと…
フエゴレオン「!!
これは…!//」
「何年経っても、何度喧嘩したとしても、ずっと愛してるよ。フエゴレオン。
byケイト」
フエゴレオン「……//」ぼんっ
見てはいけないものを見た気が…;
気付けば、内から沸騰するかのように…手まで真っ赤になっていた。
フエゴレオン「す…すまん//;」ふいっ
その紙を返しながら、照れ臭さから顔を逸らすと
ケイト「む~)返事!!」涙目睨
フエゴレオン「!?なんだと?;(汗」おろ
ケイト「見たんだから返事!!//」涙目睨上目遣い&ぷくううう
頬を膨らませながら、顔を赤らめ、涙目かつ上目遣いで睨んでくるケイトに…
私はドキドキが止まらなかった。
身長上、そのようなシチュエーションになったわけなのだが…
心臓が壊れる//////(どきどき)
フエゴレオン「ぐぬぬ…//」困り顔
それに返事につまり、唸りつつも…
愛おしい存在に、私はそっと手を添えた。