八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第9章 ページ9、誕生日
レオポルド「びゃああああああああああああああああああ;
びいいいいいいいいいいいい;;;」
ケイト「どうしたのレオ!?;
何があったの!?;」あわあわ&なでなで
突如として大泣きしだすレオに
ケイトは驚きながらも、あわあわと抱き上げて背中をさすり出した。
レオポルド「兄上と銀髪の人怖いいいい;;;;;」びええええ;
ケイト「え!?;」ぐるり!(振り返る)
二人『!!』
思わず私はノゼルと共に冷や汗交じりに固まっていると…
ケイト「?どこも怖くないよ?」
レオポルド「さっき怒ったあああ;」
ケイト「え!?;
う~ん…
二人がそこまで怒った所なんて見たことないし、気のせいでしょ^^♪」
そう言いながら、頬ずりしていると…
レオはこれまた嬉しそうにきゃっきゃっと笑いだし、元気になったようだが…
使用人「フエゴレオン様!?;
何故炎が!!?;」
フエゴレオン「安心しろ…
私は至って冷静だ!!」くわっ!
使用人「至って取り乱しております!;」
フエゴレオン「大丈夫だ!」ごぉっ!!
使用人「カーペットが大丈夫じゃありません!;
火事です!;消火ああアア;」
落ち着こうと必死に我慢した結果…
てんやわんやの大騒ぎとなってしまった。
その後…
あまりのケイトとレオのべたつきっぷりに
ノゼルもキレだし、水銀があたりに撒き散らかり…
私とノゼルはそろって父上からお叱りを受けた;
その後、ケイトが読み取ろうとしたことで…
レオの見た光景が、瞬時に私たちにまで見えた。
フエゴレオン「なるほど…これは確かに怖い;」
ノゼル「ひどい形相だな」
フエゴレオン「お前もな;」溜息
ケイト「こんな可愛いレオにむきになるなんて)…」ぎろっ
フエゴレオン&ノゼル『?;』汗
ケイト「あんなに怖がらせて)…さいってー」ぷいっ
目を合わせた直後、言い放たれた言葉に…
使用人「きゃあああ!!;
今度は石化ああああああ!!!;」真っ青
私たちの意識は、そこで途切れた。
微かに記憶に残っているのは
ケイトからの怒りと共に呟かれた低い声、
見下げ果てたような蔑んだ眼を初めて向けられたこと、
言い放ってから顔を逸らした後、三日ほど口をきいてもらえなかったということだけだった…;