八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第9章 ページ9、誕生日
ケイト「ねえねえ、知ってる?
刀ってのは片刃、剣ってのは両刃だけど
文脈上において、総括として「剣」って言われることもあるんだって」
『それがどうした?
今はお前のことで頭が一杯なんだ』
そう言いたいが言えないまま
私は腕組みをして冷や汗交じりに、その心中の思いを飲み込んでいると…
レオポルド「姉上!姉上!//(にこっ」ぴょこぴょこ
ケイト「ん?どーしたー?(にぱっ)
(今日もレオは可愛いなあ^^//」にこにこ
手をばたばたさせながら必死に近づくレオに
ケイトはこれまた見てられないぐらいにやけながら笑いかけていた。
『妬いてもいいか?;』
冷や汗交じりに腕組みしたまま固まり、そんな想いが心中を占める中
レオポルド「誕生日プレゼントは何がいいですか!?//」ぱああ
直接聞くのか;
レオは正面から堂々と叫んで尋ねていた。
ケイト「う~ん…
今日はレオと一緒に居たいなあ^^
ヤミも任務みたいだし
いつどのタイミングで攻撃来ても対応できるようには鍛え上げてるから大丈夫だろうけど。
氣って言うんだっけね。無理やり開花させるまで大変だった」
レオポルド「じゃあ俺、一日ずっと一緒に居る~!^^//」
拳を握り締めたまま、嬉しそうに叫ぶ中
レオはなぜか、もじもじしていた。
その理由は…もう言わずとも解ってはいるが;
ケイト「ありがとう^^
でもトイレ行きたいなら行ってきなさい;」苦笑
レオポルド「いってきますううう;」だっ!!
やはり小便か…;
そう思う中、レオは凄い勢いで洗面所へ走っていった。