八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
あぁすることで…
ヤミは、ケイトから護られたように感じたのが伝わってきた。
ケイト「はっ!)この調子なら!!)
ヤミ!
その想いを覚悟に変えて、刀を振り下ろすように叫んで!!」
ヤミ「は!?」
ケイト「見本はこうだ!
私は…
お前もフエゴレオンも、大事な皆を護りたい!!」かっ!!
その瞬間…
ケイトの魔導書が白く光輝き
再び新たなページに文字が浮かび上がり、魔法が刻まれた。
レオポルド「おお~!!」
それに感心するレオを尻目に、どうやらヤミも決意したようだ。
ヤミ「俺だって…
ダチの手前(てめえ)を、護りたいんだよ!!」くわっ!!
そう想いを露わに叫んだ瞬間…
ヤミの魔導書の「最初のページ」に文字が浮かび上がり、魔法が刻まれた。
闇魔法
無明切り(むみょうぎり)
闇魔法の力を「斬撃」として飛ばす魔法で
これは後で知ったことだが、敵の魔法を引き寄せる効果があるようだ。
が
ふよふよふよふよふよ
(秒速1m、大岩にぶつかるまで5秒)
ずばぁん!!!
(全長5mの大岩が魔法が触れた瞬間、真っ二つに斬れた)
ケイト「……
遅いね。
せっかくの高威力がもったいない」汗
フエゴレオン「最初はこんなものだろう」汗
ヤミ「くっそぉ~!!;」←凄まじく悔しそう
だんだんっ!
レオポルド「地団駄よりも修業すれば?」
ケイト「言えてる(こくこく)
ホントもったいない」
フエゴレオン「これから修錬を詰めばいいだけの話だ」
ケイト「いっそのこと刀とかに纏わせて切り裂けば早いんじゃない?
切り裂くスピードよりも遥かに遅いから
それを筋肉とかを強化する魔法だとかで補助してさ。
私のように、体内の魔を応用して」
フエゴレオン「なるほど。それもいいな」
ヤミ「本人抜きで話進めてんじゃねえ!!!;」
その怒りは至極尤もだ。