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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第8章 ページ8、魔導書





ケイト「というかさあ…

『その台詞、お前にそのまま返す』って流行ってるの?


ヤミに続いてノゼルまで…;」

レオポルド「かっくい~!^^♪」るんるん


無邪気に喜ぶレオに


ヤミ「うっせえな!
マジでそう思ったんだからしょうがねえだろ!

優し過ぎんだよてめえは!!」


そう高らかに声を上げる中



再び、脳裏へとイメージが流れ込んできた。


よく見慣れたこの光景は、どうやら王都のようだ。



ケイト「ヤミ^^

ほら、こっち!」


周囲に人がいる中、ケイトは全く怖気ずかず

ヤミへ向けて左手を伸ばしていた。



あの頃は人混みにもまれるだけで吐き気に襲われて吐いたこともあれば

恐怖に揉まれ過ぎて、動けなくなることもあったというのに…


本当に成長した;;(じーん&ぷるぷる)



目頭が熱くなって、押さえていると…


これのどこに泣く理由があるのだろうと言いたげに

疑問符を浮かべながら、ケイトがのぞき込んできた。




そんな中、映像は続いた。



ざわざわ


「王族と異邦人が歩いてるぞ」
「何考えてんだか」

「ハーミット一族だからか?お気楽なもんだな」
「どうせ襲われてもすぐ治るからだろ」

「それよりも問題なのは
異邦人と王族が、あそこまで仲がいいことだ」
「もしやスパイ?」
「漂流したと聞いたが、なぜあそこまで仲良くなれるんだ?」

「なぜ言葉が通じている?」
「魔法を使ったのか?」
「なぜ王族のあいつが、異邦人と?
自分なら、また殺されてもいいと思ってるのか?」
「バカな!
それこそあの惨劇の繰り返しだぞ!」


次々に周囲が聞こえるように交わす言葉に…

気を良くしないのは当たり前のことで……


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