八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
ケイト「ノゼル!お前優しいよ!
ありがとねー!」
ノゼル「その台詞、そのまま返す。
お前もお前で自信と誇りを持て。
私達は、国を牽引する王族なのだからな」微笑
ケイト「はい!!」敬礼
その言葉に、ケイトは笑って
右拳の内、3本指(親指と小指以外)を伸ばし
心臓のある場所に手を持っていって敬礼し、叫んだ。
ヤミの国ではないらしいが
これが、このクローバー王国でいう「敬礼」だ。
それを見て笑って去っていくノゼルは、どこか満足げで…
なんだかんだ言いながら、ケイトを認めていることが誰の目にも窺えた。
ヤミ「…行ったか?」
ケイト「何でこそこそと隠れてんの?;」
ヤミ「だってあいつ、異邦人だとかで執行してきそうだし」
レオを引き込みながら隠れるのはやめてもらいたいんだが…;
どうやら今の今まで
ヤミはレオと一緒に、木の陰に隠れていたようだ。
ヤミ「ついでに毛布返す」
ケイト「お断りします。
確かに一緒にフエゴレオンと寝たことのある毛布だとか
色々と想い出のあるものだけど、ヤミを助けたかったわけだし」
ヤミ「んじゃ遠慮なくもらうぞ?」
ケイト「うん。
ヤミに風邪ひいて欲しくないしね^^」にっこり
その折、ケイトの魔法でヤミの心境が伝わってきた。
ケイト「寒いだろ?
ほら、毛布もってきたよ!」(にこにこ)
ヤミ「おー。サンキュ、助かるわ。
冬だと冷えんだなやっぱ」がたがた
海岸で住んでいた時の光景が見えた。
どうやら、より親密で
知ってもいい、伝えてもいいと思った相手にだけ伝わるらしいな。