• テキストサイズ

八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第8章 ページ8、魔導書





ケイト「ノゼル!お前優しいよ!
ありがとねー!」

ノゼル「その台詞、そのまま返す。


お前もお前で自信と誇りを持て。

私達は、国を牽引する王族なのだからな」微笑

ケイト「はい!!」敬礼


その言葉に、ケイトは笑って

右拳の内、3本指(親指と小指以外)を伸ばし
心臓のある場所に手を持っていって敬礼し、叫んだ。



ヤミの国ではないらしいが

これが、このクローバー王国でいう「敬礼」だ。



それを見て笑って去っていくノゼルは、どこか満足げで…

なんだかんだ言いながら、ケイトを認めていることが誰の目にも窺えた。



ヤミ「…行ったか?」

ケイト「何でこそこそと隠れてんの?;」
ヤミ「だってあいつ、異邦人だとかで執行してきそうだし」

レオを引き込みながら隠れるのはやめてもらいたいんだが…;

どうやら今の今まで
ヤミはレオと一緒に、木の陰に隠れていたようだ。


ヤミ「ついでに毛布返す」

ケイト「お断りします。

確かに一緒にフエゴレオンと寝たことのある毛布だとか
色々と想い出のあるものだけど、ヤミを助けたかったわけだし」

ヤミ「んじゃ遠慮なくもらうぞ?」
ケイト「うん。

ヤミに風邪ひいて欲しくないしね^^」にっこり


その折、ケイトの魔法でヤミの心境が伝わってきた。



ケイト「寒いだろ?

ほら、毛布もってきたよ!」(にこにこ)

ヤミ「おー。サンキュ、助かるわ。
冬だと冷えんだなやっぱ」がたがた

海岸で住んでいた時の光景が見えた。


どうやら、より親密で

知ってもいい、伝えてもいいと思った相手にだけ伝わるらしいな。


/ 484ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp