八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
ケイト「…誰だって傷付けられるの嫌じゃん」
ノゼル「それなら過去にされたことをないがしろにしていいと?
主に傷付けられてきたのは「お前」だろう!」ぎろっ
フエゴレオン(黒い顔で睨む気持ちもわかるが、落ち着いて欲しいものだ;)汗&腕組
ケイト「うーん;
それは…確かに結果だけで言えばそうなんだけど;(腕組み)
…やっぱり、同じ思いをして欲しくないってのが勝つかな」
ノゼル「むっ)どこまでもお人好しな…」
ケイト「でもさ。
あの当時は…
「もう、いいや」って、諦めちゃってたから。
そういう人たちしかいないんだって、身をもって味わい続けてきた。
だから、それに怒るよりも護る方を優先した。
だから今はまだそれに対して「怒る」って感情がまだ解んない」
ノゼル「!!なんだと」
ケイト「それが日常だったから。
自分の中にあるはずの「怒る」って感情を押し殺して
誰かにさせる嫌な思いを少しでも減らして「護りたい」って^^;」
そう気まずそうに頬をかきながら、心中の思いを言葉にして紡ぎ出した。
ケイト「誰かが自分に対して悪いことをした=その人にとって汚点となるぐらいなら
『自分が死んだ方がその人の為にも良かったんだ』ってずっと思ってた、ずっと悩んでた。
でも違うって、教わったんだ。
まだまだそういった普通の人間のやり取り?
そういうの、私はまだまだ経験不足だし^^;」
ノゼル「…そうだな」
私がケイトへ伝えていたのと同じことを
ノゼルもまた思っていたようで、頷いていた。