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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第8章 ページ8、魔導書





ケイト「ふえごれおおおおおおおおおおおおおんん;;;;;」

フエゴレオン「もう…大丈夫だ」なでなで


ケイト「知ろうとなんて思わないって;

知ってもどうなっても何があっても嫌いなんだってえええ;」

フエゴレオン「大丈夫だ。

辛かったな…よく頑張った」なでなで


ケイト「うああああああああああああ;;」ぎゅううう

フエゴレオン「ケイト…」ぎゅうう


縋りつきながら…

泣きじゃくりながら訴えかける中


泣き止むまでずっと、優しい言葉と共に撫で続けてくれた。



縋りつきたくて、ただただ離れたくなくって抱き締める力を強めると


私も同じだと言わんがばかりに

名前を呼びながら、抱き締める力を強めてくれた。




嬉しかった…

本当に、心強かった。


愛おしくてたまらない存在に、私は涙が止められず



ずっと泣きじゃくり続けていた。




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ケイトの頭を撫でる中…

私は、前に言ったこと(59ページ参照)を悔いていた。



「人のせいにするな!」と言ったことを……


本人は決して、そういうつもりではなかったのだと。



人を護りたくて、同じ思いをさせたくなくて

そのためには自分の身を犠牲にするしかなかった。


それ以上の最適解が見つからなかった。


それ以外、何もなかった…



もっと耳を傾けていれば、もっと早くにこれを知っていれば…



ぶつける先は、ここにあるのだと…


もっと早くに伝えていられれば…




そう次々に思いが浮かんでは、胸が痛んだ。



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