八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
フエゴレオン「何度でも聴く。何度でも付き合う。
だから…遠慮なくぶつけて話せ」
そう言葉を言い聞かせながら抱き締めるフエゴレオンに…
私は言葉を詰まらせながらも、泣きながら叫び続けた。
気が済むまで、ずっと……
押さえ込んでいたもの全てを解放して、その分…
まっさらな気持ちで、心から笑えるようになるために。
それを心から望んでくれている、フエゴレオンのためにも……
ケイト「どうせ助けてくれないって、私を大事に想う奴なんかいないんだってええ;」
フエゴレオン「私は大事に想っている、安心しろ」なでなで
ケイト「今は違うけど過去はそうでえええ;」
フエゴレオン「愛している人はここに居る」さすさす
ケイト「大好きな人ができてえええええ;;」
フエゴレオン「よしよし、私もだ(なでなで)
もう一人じゃない、一人にはさせない。
泣きたくなったら、いつでも来い」ぎゅうう
頭を撫でたり、背中をさすったり、頭を優しく撫でて抱き締める力を強くしたり
色々とお手数をおかけしてしまったことから、誠に申し訳ない心境に陥るのは…
もう少し先の話。
そんな時…
同様に、その記憶の出来事が伝わっていた
もう一方の二人は、というと?
レオポルド「まだ話しかけちゃダメ」
ヤミ「魔法教えるんじゃなかったのか?;」
レオポルド「でも今はまだダメ。
今大事なお話し中」しー!(人差し指を口に当てる)
ヤミ「そういうのだけは解るんだな;」
レオポルド「当たり前!常識だもの!」えっへん
そんなやり取りを二人がする中…
ケイトの魔導書が白く光っていたことに四人が気付くのは、そのさらに数分後のことだった。
(余談ですが
持ち主の成長によって、魔導書に新たな魔法が刻まれます。
(白紙のページに文字が浮き上がる)
成長とは主に、修練による魔力の増大や魔力の操作性の向上などを指すが
時には感情の高ぶりや変化、覚悟によっても起こりうるのだそうな)