八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
レオポルド「強くなるため修業する!そのためここ来た!」
ヤミ「はいはい。偉い偉い」
レオポルド「本気~!!」ぽかぽか
ヤミ「わかったわかった(なでなで)
っつぅよかケイト、てめえ何に怖がってたんだ?」
ケイト「へ?」
レオの頭を撫でながら、ヤミはおもむろにケイトへ話しかけた。
ヤミ「…初代国王が龍と共に去ってったって聞かされた時、ビビってたって聞いたぞ。
魔法帝に」
ケイト「あの人はこうなんだって余計な事しか!!;」
いつものことだが、苛立ちを隠せないようだな;
ヤミ「具体的にはどうなんだ?」
ケイト「……
私も、似たような体質だから…
最期まで皆と同じように普通に死ねないのかなって、それで追い出されるのかなって…
色々と考えてたら
全部がいっぺんに心配になってきて、不安になってきて…
あの当時の出来事みたいなのがまた起こるのかなって、フラッシュバック起こしかけて…;」
フエゴレオン「そんなことを考えていたのか;」
ケイト「でも兄上のおかげで持ち直したよ!
それを考え続けるより、今を楽しむ方が
ヤミ「別に考えたっていいんじゃねえの?」
ケイト「…え?」
ヤミ「考えた所で解決しねえもんもあるが、その不安は解決するだろ。
俺等が護ればいい。
普通に死ねなくたって、俺は別に気にしねえよ?」
ケイト「へ・・」
ヤミ「お前も俺のこと、異邦人だなんて気にしなかったろ。
「お前はお前だろ?」
あの時の台詞、まんま突き返すぜ」
ケイト「……」ぽかーん
開いた口が塞がらないようだな。
だが、その意見には賛成だ。
いい奴を友に持ったな、ケイト(微笑)
それらのやり取りに
私は腕組みをしたまま、笑って見守っていた。
そしてレオもまた同様に私の真似をしていたが、ツッコむまい。