八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
ヤミ「そこのチビは邪魔だから消えろや」
レオポルド「むっ)俺は邪魔じゃない!
兄上や姉上みたいにちゅよくなる!!」
ヤミ「肝心な所で噛んでる奴は強くはなれねえよ。
兄上や姉上との違いっつったらせいぜい腰ひもだけだろ。
兄上紫、姉上白、お前は赤だろ。
紫+白はなんだ?言ってみろ」
レオポルド「???」
ヤミ「ほら見ろ答えられねえ。
答えは藤色(薄い紫)だ」
レオポルド「知ってるもん~」ぷ~
レオが頬を膨らませる中
ヤミは、それを軽くからかっていた。
4歳児に大人げないな;
まあ、それは置いといて…
フエゴレオン「どういうことだ?・・」ぎんっ
ケイト「びくっ!!)…えと;
(兄上が真っ黒!!;」
ケイトへ向き直ると真っ青になり、身体をびくつかせた。
フエゴレオン「一度家へ家族もろとも送ってから、ヤミの方へ来たはずだが」
ケイト「実は…
泣いてせがまれちゃって、置いていけなかった^^;」
ごすっ!
ケイト「い…ったああ;」
フエゴレオン「自業自得だ」
いつもの如くチョップを食らわすと、頭を抱えて痛がり出した。
ケイト「だって泣かれたらやじゃん!;
置いてけないじゃん、放ってけないじゃん!;」
フエゴレオン「それが当たり前になれば、泣けば何でも叶うと思われる可能性もある」
ケイト「うっ;」
フエゴレオン「厳しさもまた必要だ!わかったか!?・・」ごぉっ!!
ケイト「…はい;」しょぼん
肩を落としながら泣きそうな顔をしているケイトに
悪気はないのだということぐらいは、すぐに分かった。
フエゴレオン「まあ…(溜息)
今日の所は仕方ないから赦す。
それで縋って泣くのは初めてのことだからな」微笑&ぽんっ
ケイト「ぱあああ)!//」
肩に手を置いて笑いかけると
頬を赤らめながら、とても嬉しそうに笑った。