八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
魔導書を使っての戦闘については
各々によって、大きく変わってくる。
魔法帝の場合、目に入った相手の身体から
それが記憶していること、取ろうとする行動まで「全て」読み取れるらしい。
彼の場合は戦闘において、箒に乗って空から全ての敵を見た瞬間
罠だった場合や相手の使ってくる戦法から魔法の属性まですぐわかったり
大いに役立つらしく
有用でありすぎるが故に、相手の裏をかく手法を取って勝利を収めている。
生まれ持った魔力量が王族並みにあまりにも多いため
攻撃に転じることもでき、ケイトとは空間に影響を与えるほどの「濃密な魔力の塊」を繰り出し合ったとか…
それらの戦法を築き上げた結果、最年少で魔法帝になったらしい。
なお、結婚相手を探しているそうでケイトを勧誘していた。
魔法帝「実を言うと、もうすぐで30歳なんだよねえ;
結婚してくれる人いないかな?」ちらっ(ケイトを見る)
ケイト「お断りします」即答
断固拒否するだけでなく、私とケイトは怒りのあまり魔法帝を殴った。
罪の意識を感じてか、魔法帝は避けることなく食らったようだが
簡単には怒りは消えず
魔法帝「ごめんごめん;
ケイトちゃんはフエゴレオン君と結婚するんだったよね^^;」
ケイト&フエゴレオン『当たり前です』
冗談にならない雑談に、私たちは怒りながらも即答した。
ケイトもまた、同様に思念伝達魔法を使えるため
ヤミに国の歴史や文化などを伝えるのに適していると判断し、託したそうだ。
(ケイト曰く「絶対丸投げだ」と言ってはいたが
魔法帝が何を考えているのかまでは、誰にも解らない。
私が思うに
ヤミとケイトは相性が良く、ここまで仲良くなると踏んでの行為なのではないだろうか?
その考えは当たっていたようで、今も二人は仲睦まじく魔導書について話し合っており
私はそれを、優しく見守っていた)