八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
ノゼル「随分と派手な演出だったな」
ケイト「あはは^^;
この魔導書が選んでくれたみたいで」
ノゼル「…待っているぞ。魔法騎士団で」
ケイト「うん!すぐ追いつくから!」ぐっ!
そう笑いながらケイトが叫ぶと
ふっとノゼルは鼻で笑いながら口角をあげ、去っていった。
ケイトが魔法騎士団に入る日を、心待ちにしているようだ。
かく言う私も、私の団に来てくれれば本当に嬉しいと感じている。
それから後…
家に帰るかと思われたが、ヤミが心配だからと魔を感知して駆けつけると
ユリウスに促されるまま、魔法騎士団の見学をしていたようだ。
魔導書授与の時、ヤミはケイトに言われた通り闇属性らしく
心無いことを周囲から次々に言われ
退治しようとされたらしいが、闇魔法で撃退しようとしたらしい。
そこにユリウスが入ってきたらしく、興味のまま詰め寄られ
魔法騎士団に入ることを薦められ、見学に至ったそうだ。
魔法帝「ヤミのこと、よろしく頼んだよ^^」
ケイト「丸投げかよ!!;」
ヤミ「最初あった時もそうだったよな;」
最初の時、異国のスパイかと思われて捕まったらしいが
魔法帝が
相手の情報から心境まで、相手の魔から読み取る「思念伝達魔法」の使い手だったことから
ヤミは漂流者だときっぱり断言し、この国で暮らすことを赦されたそうだ。
その折、この国のことを教えるのは別にいると伝えたらしい。
それが私の誕生日の時で
教える者がケイトだと知ったのは、その1週間後だったわけだが。
タンクトップやズボンや靴なども、魔法帝から支給されたものらしい。
そして今…
ヤミが黒の暴牛に入ることになり、ケイトがヤミを鍛えることを申しつけられたそうだ。
勧誘してきた団長の水色の幻鹿団でない理由は
ヤミ曰く「自分に合わなかったから」、らしい。