八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
ぽんっ!
ケイト「!」
肩に手を添えると、ビクッ!!とケイトの身体が跳ね上がった。
ケイト「…」おずおず
おずおずと震えながらも私へ振り返る中
その目はとても不安げで…
怯えているようにも見えた。
フエゴレオン「大丈夫だ。
『私がお前を護る』」
ケイト「!」
フエゴレオン「前にも言っただろう?
不安になる必要などない」
ケイト「…でも…
私も先祖返りで、初代と同じ体質で……
それで、もし…(がたがた)
そう、なったら……(さああ」真っ青
フエゴレオン「集中~!!!!」
ずごし!!!
ケイト「い…でええええええ;」頭抱え
いつものように、炎と共にチョップを繰り出すと
ケイトはようやく我に返ったようで、いつものように悲鳴を上げ
その場にしゃがみ込み、頭を抱えた。
まあ、いつもより強くやったから当然なのだがな。
フエゴレオン「遠い未来のことで不安になるよりも
今できることに目を向けろ!
そうでなければ、後悔するのは未来の自分だ。
今できることをして、大いに楽しめ!」
ケイト「…」
その言葉に
ケイトは頭を押さえたまま、驚きのあまりか私へ向ける目を丸くし
ドラゴンは二度頷いていた。
ケイト「はっ!)うん!
ありがとう^^」
フエゴレオン「ふっ)…解ったならいい」
そういつものように笑いながら撫でていると…
ケイトもまた嬉しそうに頬を染めながら笑っていた。