八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
ケイト「…え?」
がぶうううううううううううう
魔法帝「いだだだだだああああああああ!!!;」
戸惑いを隠せず呟く中
ドラゴンは遠慮なく、魔法帝に再び噛み付いていた。
ケイト「血にまみれてる;」
フエゴレオン「…伝説の話に書いてあった内容ですか?」
魔法帝「あ、ああ;
初代国王は最後…このドラゴンと共に、姿を消したんだ」
ケイト「!…え?
じゃあ、初代国王の墓は?」
魔法帝「?あるにはあるよ。けど…
実際に調べてみると何もなかったんだ。
冥福を祈って作ったみたいでね」
ケイト「…ドラゴンと共に、消えた…」
魔法帝「だから命を共にしたと言われている」
ケイト「…お前、何か知ってるのか?」
ドラゴン「ふるふる)…」
黙ったまま首を横に振る中…
ケイト「そうか…
初代国王も、私と同じように急速で回復を?」
魔法帝「?ああ(頷)
無類の強さを誇っていたよ、君と同じようにね」
ケイト「…そう…ですか…」
魔法帝「まあ、それはそれとして置いといて…
君の魔導書授与を祝福しよう!」微笑&腕を広げる
ケイト「…ありがとうございます^^;」
歯切れが悪くなりながらも、礼を言っていた。
おそらく…
初代国王に、自分を重ねていたのだろう。
自分もまた
同様に死ねずに、去ることになるのか…
それが不安でたまらないのが、見て取れた。