八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第8章 ページ8、魔導書
黒地に金色に光輝く紋様と
中央にある、八つ葉の模様…
後々大きさを調べてみると
縦32.5cm、横27cm、背幅4cmだった。
魔法帝「この魔導書は、『神の化身』とも評されていて
神から選ばれたものでなければ手にすることはできないとも言われているんだ。
創造属性も然りでね。
初代国王が死んでから、一度も現れることさえなかった。
だからこそあの時訪れたんだよ?b」キラン
キラキラと瞳を輝かせながら、声を弾ませて語る魔法帝はやはり…
誰の目から見ても、れっきとした魔法マニアだった…;
ケイト「おおー!
なるほど!」キラキラ
そこで納得してどうするつもりだ?;
『せめてツッコんで欲しい』
私だけでなく
周囲のものは皆、それと同じことを同時に思ったように感じた。
ケイト「あれ?
八つ葉って言うけど、中央にある小さな四つ葉は?」
魔法帝「それは新芽だと表現していたね。
これから育つ、未来ある子供たちや魔法だと」
ケイト「ああ、だから八つ葉なのか。
曲線同士が互いに向かい合ってるのを一葉として」
魔法帝「うん。
八つ葉のクローバーの花言葉は「無限の発展」「縁結び」でね。
無限の魔法と、幸福を与えると言われているんだ。
魔法も創造できていただろう?」
ケイト「はい!
マジェスティって確か、威厳とか尊厳って意味だったような気が…」
魔法帝「うん^^
あまりにも神々しくてね。
初代国王はそれに敬意を表して、そう呼んでいたらしいよ」
そうケイトへ説明する中
魔法帝はまるで自分のことのように、とても嬉しそうにしていた。
かく言う私も喜ばしく感じて、笑っていた。
そしてレオに至っては…
始終ずっと興奮しており、「凄い!//」と笑いながら叫び続けていた。