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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第8章 ページ8、魔導書




塔主「ようこそ、受領者諸君。

私は、この魔導書塔の塔主である。


これから魔導書を授与するわけだが

それに伴い
「魔道士」の一人となることを自覚し、自らが行う行動に責任を持って欲しい」

ケイト(魔道士って確か、「魔導書を持ち魔法を使える者」だったよね)こくこく


その言葉に

ケイトは聴き入っており、塔主と目を合わせながら二度頷いていた。



塔主「今日からそれぞれの道を歩む君達へ…

『誠実』と『希望』と『愛』を…!」


一人一人の顔を見つめながら

慈しむようにしっかりと向き合いながら、微笑んで言う。


その私が好ましく感じた瞬間は変わらず、そこにあった。



『私もノゼルも当時に同じことをされたな』


ノゼルと私も

同時期に同じ塔で魔導書をもらったものだと、懐かしく感じた(微笑)



塔主「それでは…

魔導書、授与」

わあっ!!


その瞬間、本たちが光と共に

その場へいた、魔導書授与者へと降り注ぐように手元へ移動した。



その僅かな瞬間…


時間にして数十秒の間…

なぜか、ケイトだけはまだ魔導書が来ていなかった。



『!!』

それに周囲は驚きと共に、次々に心無い言葉を言い出していた。



ざわざわ


「もしや、選ばれなかったのでは?」

「まさか、国王の再来だぞ!」


王族や貴族が次々に言葉を発する中…



ケイトだけは、真っ直ぐとある方向を見つめていた。



ケイト「なんだ…あの魔は…」


眉をひそめながらも、目を離さないそれに


周囲まで共に一斉に

ふと目を向けてみると、太陽の光ではない何かがそこにはあった。


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