八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
それから数分後…
ヤミ&ケイト『ぜえ~ぜえ~』
いよいよ最後の一枚をかけて、勝負を繰り広げていた。
最後の二枚になったのは、その数分前なのだが
未だにババばかり引き合っていて、白熱する一方だった。
それを見ている二人は…
レオ「ドキドキ♪わくわく♪」
フエゴレオン「煽ってやるなよ?」
レオ「うん~^^♪」
楽しそうに観戦しており
その最中
俺たちはあまりの真剣勝負に神経をすり減らし、息が荒れまくっていた。
『まるで、全力疾走した後みてえだ;』
そう思う中
ケイト「っ!」きっ!
一枚の紙を手に、手を差し伸ばされた。
そして俺がやったことが…
ヤミ「わっ!!」
ケイト「ひ!!?;」びっくぅ!!
驚かせて動揺を誘い、ババを引く確率を上げようとしたのだが…
ケイト「あっ…
そろったああああああああ!!^^
ダイヤの8~!!」ガッツポーズ
両拳を天に掲げながら、上を向いて絶叫された。
ヤミ「くっそぉ。負けた!」
そうババを床にたたきつける中…
ふと、我に返った。
ヤミ「?…
そういや何でこんなに白熱してたんだ?;」
ケイト「?さあ?
負けず嫌いだからじゃない?」
ヤミ「もう一戦行くか?」
ケイト「やる!
さっき編み出した新戦法で嵐を巻き起こしてやる!」キラン
が、別の意味で嵐を引き起こした。
ヤミ「何でドベになってんだ;」ケイトを覗き込みながら見つめる←1番
ケイト「もういやだあああ!;」その場に泣きながらしゃがみ込む←4番
フエゴレオン「そう気を落とすな。
時の運で変わるものだからな」なでなで(ケイトの背を撫でる)←2番
レオ「勝った~^^♪」るんるん&にこにこ(トランプ片手)←3番
結果として…
ケイトは負け、再び何度でも勝負をしている内に……
あっという間に夕方になって、帰ることになった。
(余談だが、一度だけ1番になって誇らしげに胸を張っていた)
また魔法で送ってもらい、俺の誕生日に会うことを約束した。
でもって、気になっていた誕生日プレゼントは…
ケイトの宮廷の大浴場でのみ使える
ケイトによる「肩たたきマッサージフルコース」だった。
誕生日の内に使ったわけだが
これがまた格別で、天国に上る心地だったのは言うまでもない。