八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
フエゴレオン「レオ、自己紹介」
とんっ
そう背を押されると、おずおずと俺の前に出て自己紹介しだした。
4歳なんだっけか?
ケイトが可愛い可愛いって自慢してたが
レオ「んと…
レオポルド・ヴァーミリオン、4歳です。
よろしくお願いします(ぺこり」
丁寧にお辞儀までしてきた。
育ちの良さって奴か?
それとも厳しく?
ケイト「よく挨拶できた~!偉いぞレオ!
恥ずかしがらなかったな!^^」なでなでなでなで
レオ「えへへ^^//
頑張ったよ」
ケイト「大好きだよ~チュッ^^♪」頬にキス
撫で過ぎだ。
んでもってやっぱ腹立つな、そういうの見るのは…
って、それはフエゴレオンも同じか。
すっげえ黒いオーラ浮かべながら睨んでやがる、お~怖え。
それから後…
レオポルド「ババ抜き~!」
レオポルドは、レオという愛称で呼ばれているそうで
今トランプで分かるルールはババ抜きだけらしく、それで遊ぶことになった。
フエゴレオン「昼ご飯は食べたのか?」
ケイト「ヤミと一緒に食べたから大丈夫^^」
ヤミ「うまかったろ?」にや
ケイト「うん!」こっくり
自慢げに答えると、深々と頷いて
それを見て、「そうか」と安心したように一息ついていた。
本当に大好きなんだな…
二人を見ているだけで、否応なしに伝わってきた。
どれだけ、互いのことを信じ切り、大切に想っているのかを…
なるほど、共に乗り越えてきた時間って奴か。
まあ、これから築けばいいだけの話だがな。
それを見せつけられてもなお
生憎なことに、俺は諦めが悪い方だった。
でもって、分かりやすかったのは
その件だけではなかった。