八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
ヤミ「大親友のヤミ・スケヒロだ。よろしく」
手を上げて普通に挨拶すると
兄「ケイトが世話になったようだな。
フエゴレオン・ヴァーミリオンだ。
ケイトのこと、よろしく頼む」ぺこり
ヤミ「ああ、よろし」
そう頭を下げかけた時、ふと脳裏にある考えがよぎった。
ヤミ「……は!?
ケイト、こいつと付き合ってんのか!?
さっき兄上って!」
ケイト「うん。
私養子で引き取られたの、父親から母親と姉上共々私も殺されたし
かと思えば蘇った時に目を覚ますと研究所で、散々嫌なことされたし
その次には故郷がなくなるし、故郷に居た人たち全て殺されちゃったし」ずううううん
フエゴレオン「きついなら無理に語るな;」ぽんぽん
ケイトはまた両膝抱え込んで沈み込んでるし
その頭をフエゴレオンはポンポンと優しく叩きながら撫でてるし
そして弟のレオ?も同じように、兄の真似して撫でてるし…
まあ、仲のいい家族なんだろうな。
ヤミ「というか…
何で三人そろってペアルック?」
見事に同じ格好だな。
気になる質問をぶつけると、簡単に答えが返ってきた。
ケイト「ああ。
私女だから、スカートとか薦められたんだけど…
やっぱりズボンじゃなきゃどうにも嫌でさ;動きづらいし;」
ヤミ「それで一族の格好がそれってか?」
ケイト「うん。
それよりトランプしよ^^♪」
そんでもって…
ババ抜きをやることになったわけなんだが……
無駄なまでに分かりやすい結果になった。