八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
つまりを言うと(まとめると)
2月上旬、魔法帝から得た情報に関しては二つあった。
1つ目は、王都の端っこにあった「故郷」が変わることに対する了承を望まれたこと。
それを教えられてから来年の同時期(2月上旬)に
2つ目として、ノゼル達シルヴァ一族が筆頭となって、大晦日に故郷にいた一族を丸ごと抹殺していたことも知ったわけである。
=故郷は実質上なくなったに等しい。
自分は当時、故郷にいた人たちから孤立させられており
中には暴言や暴行をしてくる者もおり、その周囲にはそれを見て見ぬ振りをし、自分の保身を保とうとする者や傍観者しかいなかった。
といった情報は周知の事実で、証拠もあり
12月30日私がプレゼントを渡した後に、シルヴァ一族はその証拠を魔法騎士団に突き出し
早急に死刑を執行するとのことで、12月31日の大晦日に大掃除と称し実行されたらしい。
その当時に故郷に住んでいた者たち全てを、虐殺に近い形で処刑されていた。連帯責任とのことで故郷に居た貴族の一族丸ごと。
それは全て、どうせ勝手に治るからとケイトがされてきたことだった。
問題は、自分がハーミット一族という王族であり貴族ではない。
なおかつ、初代国王に一番近しい血縁関係にあったことである。
自然と急速に治ることから証拠は残らないと踏んで、何度も暴行されていたわけだが
それを見ていた者たちの証言や、ぼろぼろにされていたことで血の付いた切れ端が落ちているなど、調べれば調べるほど証拠は次々に浮上していったらしい。
5年も前のことだから覚えていないと言った人達には特に
痛みを長く味あわせるようにして殺したらしい。
一番ショックだったのは…
「ノゼルがその集めた証拠をノゼルの父上に進呈し、進言したことが発端になった」ということだった。