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八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】

第7章 ページ7、異邦人




ケイト「あばばばばばば・・//」

真っ赤になって固まりやがった。


ヤミ「俺の誕生日、9月17日

お前は?」

ケイト「3月20日」

ヤミ「おおー。

ま、ホントは15歳なんだけどな。
あともう少しで16なんだからさば読んでもいいだろ?」

ケイト「へ?鯖を読む?」

ヤミ「おう。

嘘じゃねえだろ?」

ケイト「今においては嘘じゃん;」

ヤミ「誕生日ってどんな風に祝うんだ?」

ケイト「まずは誕生日ケーキ作って、ロウソク立てて
メッセージカード作って、プレゼントあげる。

でもまあ…
ノゼルの時、誕生日プレゼントに鴨肉直接持ってったり
でも当時は母上が死んだ後だったみたいでそれ所じゃなくて、でも受け取ってくれて…;(しょぼん)

でも来年、鷹の氷の彫刻作ってさあ!
ノゼルの宮廷には池があるから、まず池の中に飛び込んで不法侵入!
いきなりノゼルの前に現れて、彫刻作ったらきっと喜んでくれるって思ったんだ!元気づけたくてさ!」

底抜けのバカだな、天然の優しさって言う


ケイト「でも…
やっぱ寒くてガタガタ震えてたんだよねえ、12月30日だったから;
いや~;死ぬかと思った;」

ヤミ「あほだろ」
ケイト「何を!?;

あの後…//(ぽっ」

ヤミ「?何があった?」

ケイト「//…
黙ってマント、羽織らせてくれた//

『バカげたことして風邪をひくなよ』って笑いながら去って行って…
カッコよかった//」ぽっ

ヤミ「は!?俺ならまず風呂桶に叩っこむわ!!
俺に惚れろ!」

ケイト「お前のそれは乱暴!!;
確かに優しいけども!;」

ヤミ「ってことはあれか!?
ノゼルってやろうに惚れてるんだな!よし、ぶっ飛ばす!」だっ!

ケイト「違う!!;私が惚れてるのはフエゴレオン!!;」


必死になって止めに入るケイトに、俺は振り返り際に言った。



ヤミ「そうか。いずれ惚れさせてやる!」

ケイト「!?//」

ヤミ「それと俺の誕生日、楽しみにしてるわ!」にやり

ケイト「えええええ!!??;」


違った意味で、話が盛り上がっていた。


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