八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
ヤミ「お前、ホントいい奴だな」
ケイト「それはよく言われるけどあんまわかんない」
ヤミ「優しいっつぅか、底抜けに人信じ過ぎって言うか…
ちゃんと自分、守ってやれよ」
ケイト「?」
ヤミ「自分の事どうでもいいって思ってんだろ」
ケイト「何でわかるの!?;」
ヤミ「そう感じるんだよ。
王族全部敵に回しても護ろうとしてきそうな感じ。
いい奴過ぎて困るわ」
ケイト「…;」
ヤミ「で…教わるにしても、どうすんだ?」
ケイト「知識として一発で覚えさせられる魔法があるんだ。
かっこ!自分には全く使えないんだけどね!」えっへん!
ヤミ「何で得意げなんだ?;」
ケイト「姉上凄いって褒められた~」にやにや
だらしのねえ顔だこって
ケイト「そんでもって兄上には楽をさせるなってチョップされた;」ぐすん
いきなり両膝抱え込んで沈み込むなよ;
浮き沈みの激しい性格なんだな;
そんなこんなで…
ケイト「ヤなこと言われてるのまでわかることなっちゃうよ?;
いいの?」
ヤミ「俺が決めたんだ。早くやれ。
わかんねえと大変だろ」
ケイト「んー、解った。
日本のこと、色々と教えてくれたから
お返しに知識として送り返すってことで、情報送るよー?」
ヤミ「おう!」
この国の地理や文化や言語とかの情報を、ケイトの魔法で丸々覚えた。