八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第7章 ページ7、異邦人
ヤミ「え?もしかしてお前ボンボン?;」
ケイト「やったことないだけだよ!
山の中で食べれるものを探すのならやったことあるけど」
ヤミ「あー。山育ちなのか」
ケイト「王都の中でも田舎の所育ちだったし!
今はもうないけど」しゅんっ(肩落とす)
ヤミ「へー…
って王族かよ!?;」
びっくりした。
驚きのあまり目を向けると、本人はまったく気にしていなかった。
ケイト「え?ああ、そんな感じ」
ヤミ「マジかよ。
だったら異邦人取り締まらなきゃじゃねえか」
ケイト「?漂流者を何で取り締まらないといけないの?」
ヤミ「は?」
ケイト「別にいい人だから必要ないと思うよ?」
……マジでか。
底抜けのバカなのか?こいつ
え?信じてるってこと?
本当のバカなんじゃねえのか?こいつ。
ケイト「あ、そんなことより釣り竿引いてるよ!」
ヤミ「っといけねえ!」
そんでもって引いてみると…
イカっているもんなんだな。
ヤミ「刺身にして食うか」
ケイト「想像してみて、やってみる」
ヤミ「え?できんの?」
ケイト「うん。っていうより食べてみたい(ぱあ」
ヤミ「助かるわ。醤油ねえから焼くばっかだったし。
ちょうど味に飽きてきたとこ」
ケイト「こっちも助かるよ^^
食べてみたかったし」にこにこ
でもって…
俺等は笑って刺身を食べながら
日本語や、互いの文化とか教え合ったわけなんだが……
生まれて初めて会った不思議な奴に、俺は興味がわいた。